金森頼興(読み)かなもり よりおき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金森頼興」の解説

金森頼興 かなもり-よりおき

1753-1797 江戸時代中期の武士
宝暦3年生まれ。金森頼錦(よりかね)の子。宝暦8年(1758)父の改易親類にあずけられたが,のち兄頼元の養子となる。天明8年ゆるされて幕府寄合(よりあい)となった。寛政9年5月6日死去。45歳。初名錦文

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の金森頼興の言及

【金森氏】より

…近世大名。美濃土岐氏庶流定頼の子定近が,近江野洲郡金森に住し金森氏を称した。その子長近は織田信長・豊臣秀吉に仕え,1585年(天正13)飛驒を平定し翌年一国3万8700石をあてがわれる。関ヶ原の戦後,可重(よししげ)が安堵をうけ代々飛驒高山藩主。頼(よりとき)に至り1692年(元禄5)出羽上山に移され,5年後さらに移封されて美濃郡上(ぐじよう)郡八幡藩主。その孫頼錦(よりかね)は郡上一揆(金森騒動)の失政を問われ1758年(宝暦8)改易。…

※「金森頼興」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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