日本歴史地名大系 「金楽寺村」の解説 金楽寺村きんらくじむら 兵庫県:尼崎市旧川辺郡地区金楽寺村[現在地名]尼崎市金楽寺町一―二丁目・長洲西通(ながすにしどおり)一―二丁目・西長洲町(にしながすちよう)一丁目・潮江(しおえ)五丁目中長洲村の西に位置する。天平七年(七三五)吉備真備が長洲に錦楽寺を建立したという伝説がある。戦国期頃の広徳寺田地目録(大徳寺文書)に広徳(こうとく)寺領として書上げられている一所に「金楽寺免」の注記がみられる。同目録には「金楽寺方」との記載もあり、中世には寺院があったものと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報