日本歴史地名大系 「金田ノ岬」の解説 金田ノ岬かねたのみさき 北海道:宗谷支庁礼文町船泊村金田ノ岬礼文島の北東端にある岬。礼文町大字船泊村(ふなどまりむら)にある。「西蝦夷日誌」に「ウカウシユマ大岬此処西北第一岬にて、レタリヲカ岬と対して湾をなす」とある。金田ノ岬付近の海底は遠浅で時化ると高い波が打寄せる。二キロほど北に大備(おおそなえ)(オオソリ)とよばれる浅瀬があり、航行の危険個所であった。昭和二八年(一九五三)一一月、浅瀬・荒波・視界不良などに対処するため灯高二七メートル、群閃白光で毎八秒二閃光の灯台が設置された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報