金田新田(読み)かねたしんでん

日本歴史地名大系 「金田新田」の解説

金田新田
かねたしんでん

[現在地名]小木町金田新田

小木半島の中央部三崎野みさきのと称される原野に開発された新田。文政一三年(一八三〇)の三崎野御林取立についての取決書(金田六左衛門家蔵)によると、まつさき(現畑野町)の多右衛門の発案でここに櫨を植えて蝋を作り、佐渡の国産とすることが開発の動機となっている。奉行所では当初新御林を設置する予定であったが、小木番所役の加藤斧八の仲介もあり、野山全体一七四町八反のうち三分の一ほどを残して残りを御林にするとした。しかし周辺村村から野山が狭くなるとの訴えがあり、一七町を御林に取立てて櫨を植えることにした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む