精選版 日本国語大辞典 「金箭」の意味・読み・例文・類語 かな‐や【金箭】 〘 名詞 〙 鏃(やじり)に金属を用いた矢。[初出の実例]「品太(ほむだ)の天皇(すめらみこと)、巡り行(い)でましし時、御苅(みかり)の金箭(かなや)、此の川に落ちき。故(かれ)、金箭(かなや)と号(なづ)く」(出典:播磨風土記(715頃)揖保) きん‐せん【金箭】 〘 名詞 〙 黄金の矢。また、漏刻の目盛りを指す針をいう。[初出の実例]「金箭頻移、玉盃無レ算」(出典:菅家文草(900頃)二・早春侍宴仁寿殿同賦春暖)[その他の文献]〔江総‐置酒高殿上詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例