20世紀日本人名事典 「金谷フサ」の解説 金谷 フサカナヤ フサ 昭和期のアイヌ文化伝承者 常呂町樺太アイヌ文化保存会(北海道)理事。 生年大正10(1921)年3月3日 没年昭和61(1986)年12月16日 出身地旧樺太・西海岸東知志 主な受賞名〔年〕エイボン伝統芸術賞〔昭和54年〕 経歴昭和22年に樺太から函館に引き揚げ、27年から常呂町在住。国内でただ一人、樺太アイヌ文化の伝承活動に携っており、民族楽器トンコリ演奏の名手で、同町の樺太アイヌ文化保存会理事。60年には金谷さんの伝えている民族舞踊を文化庁の委託を受けた日本民族舞踊研究会が記録、また金谷さんしか知らない樺太アイヌの着物、特に下着の製作が同文化保存会の仕事として進められている矢先だった。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金谷フサ」の解説 金谷フサ かなや-フサ 1921-1986 昭和時代のアイヌ文化伝承者。大正10年3月3日生まれ。昭和22年生地の樺太(からふと)(サハリン)から北海道にひきあげ,常呂(ところ)町にすむ。民族楽器トンコリの演奏家として知られる。母藤山ハルのあとをつぎ,樺太アイヌの文化保存につとめ,54年エイボン伝統芸術賞。昭和61年12月16日死去。65歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by