日本歴史地名大系 「釜段新田」の解説 釜段新田かまだんしんでん 岐阜県：養老郡養老町釜段新田[現在地名]養老町釜段安八（あんぱち）郡大牧（おおまき）村の西、根古地（ねこじ）新田の南にある。東は石津（いしづ）郡高柳古（たかやなぎこ）新田。低湿地帯で堀や池に囲まれ悪水落にも苦心した。多藝（たぎ）郡に属する。明治大学刑事博物館本元禄郷帳に釜段新田とみえ、高七九六石余で大垣藩領。天保郷帳では志津（しづ）村（現海津郡南濃町）の内。明暦四年（一六五八）森半入が開発を願い、寛文一〇年（一六七〇）検地を受け六八四石余。元禄一四年（一七〇一）無地高一六八石余を加え八五二石余となったが、同年このうち五六石余が石津郡徳田（とくだ）村（現南濃町）の枝郷釜段村、残り七九六石余が釜段新田となった（以上「養老郡志」「養老町史」）。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
