釣上新田
かぎあげしんでん
[現在地名]岩槻市釣上新田
釣上村の南に位置する同村の新田。綾瀬川左岸の沖積平野に位置し、集落は自然堤防上に形成されている。江戸時代初期と推定される開発時から岩槻藩領で幕末に至る。田園簿、貞享三年(一六八六)の岩槻藩領郷村高帳では本村釣上村に含まれている。延宝八年(一六八〇)の岩付領内村名石高家数人数寄帳(吉田家文書)に村名がみえ、高五〇一石余、家数四九(本百姓三〇・水呑一九)、人数一五三、岩槻藩の地方支配は下郷筋に所属。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 