…この妖怪は仮名草子の《百物語評判》などにも登場しており,そこでは目鼻口をもった火の玉で夜陰に大樹を鞠(まり)のように上下するものとされている。また,江戸時代には〈釣瓶銭(つるべせん)〉といって,共同井戸の釣瓶や釣瓶縄の掛替えや井戸替えの費用として家主が借家人から徴収する風習も行われていた。なお,〈はね釣瓶〉は日本だけでなく,スペイン,ドイツ,フランドル地方などヨーロッパ各地でも使われ,ハンガリーの農村では今日でも見ることができる。…
※「釣瓶銭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...