鈴の奏(読み)スズノソウ

関連語 けつい 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「鈴の奏」の意味・読み・例文・類語

すず【鈴】 の 奏(そう)

  1. 平安時代、行幸に際して、先払いのために振り鳴らす鈴の下賜を願う奏上。また、還御の時返上する奏上。奏聞の任には少納言があたるのが慣例で、少納言が闕位(けつい)の時は少将が代行した。
    1. [初出の実例]「天皇将豊楽院、於紫震殿南階御輿、嗣宗以少納言、祗候鈴奏大庭」(出典続日本後紀‐嘉祥二年(849)一一月己卯)
    2. 「若少納言遅参すれば、少将相代て鈴奏(すずのそう)に仕え奉る」(出典:北山抄(1012‐21頃)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む