還御(読み)カンギョ

精選版 日本国語大辞典 「還御」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぎょクヮン‥【還御】

  1. 〘 名詞 〙 天皇、法皇、三后(さんこう)が、出かけた先から帰ること。還幸(かんこう)。転じて、将軍、公卿(くぎょう)が出先から帰ることにいう場合もある。
    1. [初出の実例]「皇太后〈略〉夜分之後、還御本宮」(出典日本三代実録‐貞観三年(861)二月一八日)
    2. 「法皇やがて還御、御車を門前に立てられたり」(出典:平家物語(13C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android