20世紀日本人名事典 「鈴木寿雄」の解説
鈴木 寿雄
スズキ トシオ
昭和期の童画家
- 生年
- 明治37(1904)年1月7日
- 没年
- 昭和50(1975)年9月15日
- 出生地
- 東京・浅草
- 主な受賞名〔年〕
- 小学館絵画賞(第2回)〔昭和28年〕
- 経歴
- 昭和4年頃から児童出版物に童画を描く。10年代の代表作に「ハトポッポ」「ミコチャン ナコチャン」「ハタラク動物」「龍の目の涙」などがあり、文部省推薦絵本となった。15年には日本橋三越と大阪大丸で個展を開催。19年群馬県に疎開して館村高女の図画講師を務める。21年日本童画会創立に参加。のち、日本童画家協会に参加。24年上京し、童画に専念。モダンでユーモラス、斬新な画風を特色とし、絵本や教科書に多くの作品を発表した。主な作品に「ごんぎつね」「げんこつやまのあかおに」「はいくのえほん」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報