鈴木秀次(読み)スズキ ヒデジ

20世紀日本人名事典 「鈴木秀次」の解説

鈴木 秀次
スズキ ヒデジ

昭和・平成期の物理学者 東京大学名誉教授;東京工科大学名誉教授。



生年
大正13(1924)年1月25日

没年
平成14(2002)年4月13日

出生地
北海道滝川市

学歴〔年〕
北海道帝国大学理学部物理学科〔昭和20年〕卒

学位〔年〕
理学博士(東北大学)〔昭和30年〕

主な受賞名〔年〕
日本金属学会功績賞(第12回 昭29年度),松永賞〔昭和42年〕「金属および合金強度に関する基礎的研究」,本多記念賞(第28回)〔昭和62年〕「金属の転位格子欠陥に関する先駆的研究」,日本学士院賞〔平成4年〕,勲二等瑞宝章〔平成6年〕

経歴
東北大学金属材料研究所助手、講師、助教授を経て、昭和34年日本原子力研究所副主任研究員、38年東京大学教授。59年東北大学教授、のち東京工業大学教授。27年金属内の結晶配列が乱れた積層欠陥部に不純物原子が集中すると金属が固くなる“鈴木効果”の理論を確立した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木秀次」の解説

鈴木秀次 すずき-ひでじ

1924-2002 昭和後期-平成時代の物理学者。
大正13年1月25日生まれ。昭和38年東大教授となる。59年東北大金属材料研究所教授,62年東京工科大教授。固体ヘリウム塑性変形および機械的性質の転位論的研究で,平成4年学士院賞。平成14年4月13日死去。78歳。北海道出身。北海道帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android