… しかし,この領主制理論にすべての研究者が同意を示したわけではない。鈴木良一は支配者階級たる武士を歴史の進歩の担い手とすることはできないとして,人民の役割を重視すべきことを強調した(《敗戦後の歴史学における傾向》)。領主制理論においては無力な存在とみなされがちであった農民諸階層の主体性を高く評価すべしというこの鈴木の問題提起は,まことに貴重なものであった。…
※「鈴木良一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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