鈴浦(読み)すずうら

日本歴史地名大系 「鈴浦」の解説

鈴浦
すずうら

[現在地名]佐賀町鈴

江戸時代、鈴浦村のうちの浦分をいい、鈴浦村庄屋とは別に浦庄屋がいた。鈴浦村は漁村として開けたとみられ、慶長年間(一五九六―一六一五)には浦刀禰がおり、地検帳にみえる居屋敷はほとんど水主のものであった(→鈴浦村

天和三年(一六八三)の浦々水主船数定書によると水主数三五、船数六(廻船二・漁船四)。「土佐州郡志」には「鈴浦南向 有港、浪逆則不能船、有谷川、注浦内、戸凡四十余、船九」とある。宝永七年(一七一〇)の下灘浦々縮書では佐賀浦と合せて書上げられる(→佐賀浦

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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