鉄スピネル(読み)てつスピネル

最新 地学事典 「鉄スピネル」の解説

てつスピネル
鉄スピネル

hercynite

化学組成Fe2Al2O4鉱物。立方晶系,空間群Fd3m, 格子定数a0.8136nm, 単位格子中8分子含む。ふつう粒状~塊状。黒色,不透明,ガラス光沢,条痕暗緑色。劈開なし。硬度7.5~8,比重4.32。薄片では暗緑色,屈折率n1.80~1.83, 光学的等方性。スピネルグループの一員で,スピネルと完全な固溶体を形成。磁鉄鉱クロム鉄鉱クロム苦土鉱・亜鉛スピネル成分をふつうに固溶。交代鉱床,変成したラテライト質岩,特にエメリー鉱床中に産出。名称は最初に発見された「ボヘミア森林」のラテン語名Silva Hercyniaに由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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