鉄尺(読み)テツシャク

デジタル大辞泉 「鉄尺」の意味・読み・例文・類語

てつ‐しゃく【鉄尺】

《鉄で作られるところから》曲尺かねじゃく異称

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精選版 日本国語大辞典 「鉄尺」の意味・読み・例文・類語

てつ‐じゃく【鉄尺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉄製のものさし。〔五国対照兵語字書(1881)〕 〔隋書‐趙伝〕
  3. ( 鉄製であったところからいう ) 曲尺(かねじゃく)のこと。かねざし。
    1. [初出の実例]「太衍暦経一巻。太衍暦立成十二巻。測影鉄尺一枚。銅律管一部」(出典続日本紀‐天平七年(735)四月辛亥)
  4. 兵器の名。短い鉄の棒。〔国朝漢学師承記‐巻四・武億〕

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普及版 字通 「鉄尺」の読み・字形・画数・意味

【鉄尺】てつしやく

かねざし。

字通「鉄」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の鉄尺の言及

【ものさし(物差∥物指)】より

…こうして衰退したものさしの公定は,それ以後明治に至るまで復活することはなかった。平安時代から中世にかけて,文献上にしばしば見える私尺は,主として〈鉄尺〉と〈竹尺〉と称するものである。鉄尺は以前の公定尺の小尺の系統を受け,平安時代以後,長く日本のものさしの中心的な地位を占めてきたと推定される。…

※「鉄尺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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