鉄白燐石(読み)てつはくりんせき

最新 地学事典 「鉄白燐石」の解説

てつはくりんせき
鉄白燐石

leucophosphite

化学組成鉱物単斜晶系,空間群P21/n, 格子定数a0.9782nm, b0.9658, c0.9751, β102.24°, 単位格子中4分子含む。短柱状結晶あるいはチョーク状塊~土状。白色~淡褐,淡緑色など帯び,透明ないし半透明で,ガラス光沢~土状光沢。{100}に裂開あり。硬度3.5で非常にもろい。比重2.95。薄片では無色,屈折率α1.707, β1.721, γ1.739, 2V(+)~84°。NH4>Kのものがspheniscidite, Al>Fe3のものがtinsleyiteでともに同族。主に,リン酸塩ペグマタイト中にロックブリッジ石,変質したトリフィル石などに伴う。また洞窟や岩盤上に鳥・コウモリの糞が源になって形成。日本では,長野県諏訪市にある洞窟から土状のものが産出。名称は色と化学成分に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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