精選版 日本国語大辞典 「鉄砲場」の意味・読み・例文・類語 てっぽう‐ばテッパウ‥【鉄砲場】 〘 名詞 〙① 芝居で鉄砲をうったり、鉄砲でうたれたりする場面。「仮名手本忠臣蔵」五段目山崎街道の場で、斧定九郎が早野勘平に鉄砲でうたれる場面など。[初出の実例]「鉄砲場語るは火縄くさいやつ」(出典:雑俳・柳多留‐六五(1814))② 江戸時代、許可をうけて安全な場所に設けられた射的場。しゃてきば。[初出の実例]「定りたる矢場・鉄炮場にて、〈略〉若矢玉に当り」(出典:徳川禁令考‐後集・第四・巻三一(1741))③ ( 多く俗語に用いて ) 江戸時代、鉄砲河岸、鉄砲店など、最下級の遊女がいた場所。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例