鉈切洞窟遺跡(読み)なたぎりどうくついせき

日本歴史地名大系 「鉈切洞窟遺跡」の解説

鉈切洞窟遺跡
なたぎりどうくついせき

[現在地名]館山市浜田 上珊瑚

館山湾に面する海食洞窟で、標高二四メートル前後の上位の海岸段丘上に位置する。いずれも縄文海進時の形成と考えられている。恐らく地震で隆起した後、縄文時代後期初頭・前葉に利用された洞窟。昭和三一年(一九五六)に発掘調査が行われた。後期初頭の称名寺II式土器の時期を中心とする。遺物のうち釣針二〇点・銛二点・ヤス状刺突具一七点・組合せ鉤二点・土錘二〇点・骨角牙鏃六点・石鏃一点が漁労および狩猟具である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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