鉋掛(読み)カンナカケ

デジタル大辞泉 「鉋掛」の意味・読み・例文・類語

かんな‐かけ【×鉋掛(け)】

材木を削ること。

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精選版 日本国語大辞典 「鉋掛」の意味・読み・例文・類語

かんな‐かけ【鉋掛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉋で木を削ること。かなかけ。
    1. [初出の実例]「足がよくなれば、切り込みも、鉋(カンナ)がけも自分でするつもりである」(出典:凩(1971)〈水上勉〉一五)
  3. かんなかけおしき(鉋掛折敷)」の略。
    1. [初出の実例]「禁裏へ御きせきぬまいる。はりきぬ二尺二寸はかりひきにつつみ、かんなかけにすへ候」(出典:山科家礼記‐寛正四年(1463)三月三日)
  4. 杉、檜(ひのき)などの木材を紙のように薄く広く削ったもの。経木(きょうぎ)。かなかけ。

かな‐かけ【鉋掛】

  1. 〘 名詞 〙かんなかけ(鉋掛)
    1. [初出の実例]「六文 大こしき、八十文 かなかけ」(出典:東寺百合文書‐を・応永二六年(1419)七月二日・食器食物等料足注文)

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