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銀板写真 ギンバンシャシン

大辞林 第三版の解説

ぎんばんしゃしん【銀板写真】

よく磨いた銀板にヨウ素蒸気をかけて感光化し、これをカメラの焦点位置に置いて露光したのち、水銀蒸気中で現像し、食塩などで定着する写真法。1837年、ダゲールにより発明された。ダゲレオタイプ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の銀板写真の言及

【写真】より

…その開発には当時の化学者や発明家がさまざまな動機のもとに取り組んでいた。銀板写真(ダゲレオタイプ)の発明者L.J.M.ダゲールは,もともと画家でありオペラの背景等のディオラマの作家でもあった。彼の絵はこの時代にふさわしく,きわめて客観的・自然主義的な作風であり,またディオラマも当然のことながら現実再現的な味わいの濃い巧みなもので,どちらも高い社会的な評価を得ていた。…

【増感】より

…写真法が初めて公表された1839年当時使われた感光材料は,銀の板にヨウ素蒸気を当てて作ったもの(銀板と呼ばれる)で,感光物質にはヨウ化銀が用いられた。これはダゲレオタイプ,または銀板写真と呼ばれるが,当時の写真撮影には露出時間が何十分も必要で動体被写体の撮影は困難であった。ちなみに,銀板の感度は現在のISO感度で表すと0.01程度と推定される。…

【ダゲール】より

…生来発明精神旺盛で絵画を色光で照明するジオラマを考案し,1822年パリに興行館を開設して大成功を収めた。一方,ジオラマの絵を描くのに使うカメラ・オブスキュラの焦点ガラスに写る像を感光物質でとらえて記録することを研究し,ついに銀板写真(ダゲレオタイプ)を完成して,39年1月,研究成果をフランス議会に報告した。この写真の発明は同年8月D.F.J.アラゴーによってフランス学士院におけるアカデミー・デ・シアンスとアカデミー・デ・ボザールの合同会議の席上で公表された。…

※「銀板写真」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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