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銀河形成 ぎんがけいせいgalaxy formation

知恵蔵の解説

銀河形成

銀河は、星生成の歴史と共に光度を変えながら進化する。宇宙初期の物質の不均一が重力によって成長し、密度の高い部分が宇宙の膨張を振り切って自分の重力で収縮して銀河が形成される(原始銀河)。その後の時間的発展過程を銀河進化という。銀河が誕生した後の、時間的な発展過程では、(1)力学進化、(2)化学進化、(3)光度的進化が重要。(1)最初、銀河は激しい動的な状態にあるが、やがて暗黒物質が力学的平衡状態を実現し、その重力場の中でガスがエネルギーを散逸しながら収縮、銀河の基本構造を形成する。回転で収縮が止まった場合、円盤状の銀河になる。回転が小さい場合は楕円銀河になる。大半のガスが星になると構造の進化(力学進化)はほとんど目立たなくなる。(2)宇宙初期には水素、ヘリウム、微量の軽元素しかない。炭素より重い重元素は星の内部の核融合反応で作られる。銀河の中では、星の生成と超新星爆発が繰り返され、時間と共に、銀河内の重元素の量が増大する(化学進化)。(3)銀河の中で星が誕生し始めると、銀河は光度を増していく。また、星の誕生率が低くなると光度の明るい大質量星から寿命を終え、光度が徐々に落ちる。

(土佐誠 東北大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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