銅剣・銅鉾(読み)どうけん・どうほこ

旺文社日本史事典 三訂版 「銅剣・銅鉾」の解説

銅剣・銅鉾
どうけん・どうほこ

弥生時代の青銅製武器型祭器
ともに刺したり突いたりすることを目的とした武器。もと筒状になり,長い柄を挿入するようにしたものを鉾と呼ぶ。中国に起源をもち,輸入品は適量スズを含んだ細形の鋭利なものであるが,国産品は幅が広く扁平で,スズの含有量も一定せず刃がにぶく非実用的。権威の象徴的意義をもつとされるが,北九州を中心に四国・中国に分布し,銅鐸と分布圏を異にしている。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む