銅瓶(読み)どうびん

精選版 日本国語大辞典 「銅瓶」の意味・読み・例文・類語

どう‐びん【銅瓶】

〘名〙
銅製の湯沸かし。
咄本・初音草噺大鑑(1698)五「此めしのある丸ひ物は何といふものぞといふ。ていしゅおかしながら、それはどうびんといふ物でござるといへば」
陰嚢。〔浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)〕
③ (その形状が②に似ているところから) 蛸(たこ)、また、特に、蛸の、俗に頭と称している部分
※咄本・軽口機嫌嚢(1728)三「大きな章魚が磯にあがり〈略〉気げんよきていで、どうびんでうなづき」

どう‐へい【銅瓶】

〘名〙 銅製の瓶(へい)
経国集(827)一〇・和良将軍題瀑布下蘭若簡清大夫之作〈惟良春道〉「銅瓶汲取夜禅初」 〔何遜‐七召〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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