コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

陰嚢 いんのう scrotum

翻訳|scrotum

5件 の用語解説(陰嚢の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

陰嚢
いんのう
scrotum

俗にふぐりともいう。男性の性腺である精巣 (睾丸) ,精巣上体 (副睾丸) ,精索を入れる嚢で,皮膚および皮下組織から成り,皮下脂肪をもたない。発生学的には女性の大陰唇に相当する。陰嚢内には隔壁があり,精巣が左右に移動することはない。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

いん‐のう〔‐ナウ〕【陰×嚢】

陰茎の基部にあって、精巣(睾丸(こうがん))および精巣上体(副睾丸)を入れている袋状のもの。特殊な平滑筋層をもち、その収縮・弛緩(しかん)によって温度調節をする。ふぐり。

ふぐり【陰嚢】

金玉(きんたま)。睾丸(こうがん)。いんのう。
松ぼっくり。松かさ。
「橋立の松の―も入り海の波もてぬらす文殊しりかな」〈咄・醒睡笑・五〉

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

陰嚢【いんのう】

精巣(睾丸(こうがん))を包む皮膚の袋。下腹部の皮膚の続きであるが,メラニンに富み,汗腺が多く,皮下脂肪がなくて肉様膜という平滑筋の薄い層がある点で異なる。この筋層の収縮によって陰嚢の皮膚に著しい皺(しわ)が現れ睾丸の温度調整に役立っていると考えられている。
→関連項目外陰部停留睾丸

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

陰嚢
いんのう

男性外陰部の一部分。内部にそれぞれ1対の精巣(睾丸(こうがん))、精巣上体(副睾丸)、精索を含む嚢(のう)状の皮膚で、陰茎根部から下垂している。皮膚は薄く、思春期には色素が増加し暗赤褐色になる。汗腺(かんせん)、脂腺を有し、成人では表面に陰毛が生える。陰嚢正中線に細い高まりの陰嚢縫線(ほうせん)がある。陰嚢皮下には脂肪組織がなく、よく発達している平滑筋線維が縦走しているため、この筋の収縮で皮膚に細かいしわができる。平滑筋線維は寒暖に対して敏感に反応し、絶えず収縮運動を続けている。一般に左側精巣は右側精巣より低いので、陰嚢も左側が低位にある。精巣と精巣上体は胎生初期に腹腔(ふくくう)の背側壁で発生するが、胎生8か月ころになると、腹膜が鞘(さや)状に下方に突出した鞘状突起に沿って陰嚢内へと下降する。なお、鞘状突起は途中が閉鎖してしまうが、それが弱いと腹圧などで腸が陰嚢内に押し出される。これが陰嚢ヘルニアである。陰嚢は女性の大陰唇に相当する。[嶋井和世]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

陰嚢の関連キーワード睾丸睾丸炎精巣上体副睾丸副睾丸炎香畳包皮潜伏睾丸思春期のおたふくかぜと睾丸炎睾丸炎 (orchitis, testitis)

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

陰嚢の関連情報