銖錙(読み)シュシ

デジタル大辞泉 「銖錙」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐し【××錙】

錙銖ししゅ」に同じ。
「―の利を争いながら」〈河上肇貧乏物語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銖錙」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐し【銖錙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古代中国の目方単位で、一〇〇粒の黍(きび)を銖、二四銖を両、八両(一説に六両)を錙としたところから ) ごくわずかの目方。転じて、微小なもの。つまらないこと。錙銖(ししゅ)。〔新撰字解(1872)〕
    1. [初出の実例]「銖錙(シュシ)の利を争ひながら」(出典:貧乏物語(1916)〈河上肇〉一三)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐送高閑上人序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android