銭打・意銭(読み)ぜにうち

精選版 日本国語大辞典 「銭打・意銭」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐うち【銭打・意銭】

〘名〙
中国から渡来して平安時代以降行なわれた遊戯。銭を投げて遊ぶものらしいが、詳細は不明。攤銭(だせん)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
子供の遊戯の一つ地面に線を引いて向う側に銭をまき、適当な距離から銭を投げ、敵の指定した銭に打ち当てたのを勝ちとするもの。〔和漢三才図会(1712)〕
俚言集覧増補)(1899)「銭うち 下賤の小児地上に線をひき銭を擲ちあてて勝負を争ふをいふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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