防錆剤ともいう.金属のさびの発生を防止するもの.一般には,燃料油や潤滑油にさび止め性を付与し,金属製品などの保管,輸送,保守における一時的なさび止めをする.さび・腐食の進行は水と酸素の存在により起こるため,金属表面にち密な吸着膜をつくり,水や酸素と金属との接触を防ぐことにより防止する.一般に,石油系基材に各種スルホン酸塩などのさび止め添加剤を加えたもので,油状,グリース状,固体状のものがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...