錐体路と錐体外路

六訂版 家庭医学大全科 「錐体路と錐体外路」の解説

錐体路と錐体外路
(脳・神経・筋の病気)

 錐体路とは随意(ずいい)運動に関与するもので、その経路前頭葉(ぜんとうよう)の運動()から延髄(えんずい)の錐体交差で反対側に交差し、脊髄(せきずい)前角に至るまでをいいます。この経路は、いうなれば運動の「オン・オフ」のはたらきをし、錐体路の障害では運動麻痺(まひ)がみられます。

 一方、錐体外路とは大脳深部の基底核を中心とする複雑な経路で、運動や筋緊張を調整するはたらきをしています。錐体外路の障害では、筋緊張の異常や、さまざまな不随意(ふずいい)運動がみられます。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む