化学辞典 第2版 「錠剤法」の解説
錠剤法
ジョウザイホウ
tablet method
赤外吸収スペクトルを測定する場合の固体試料調製法の一種.微粉末にした試料を赤外領域で透明な物質の粉末とまぜ合わせて成形器に入れ,真空中で5~10 t cm-2 の圧力を数分間加えて透明ないし半透明の薄片にする.試料をまぜる物質としてはKBrがよく用いられる.微量の試料で測定でき,定量的測定も可能で,また試料を錠剤のまま保存できるなどの長所があり,広く用いられる.[別用語参照]ヌジョール法
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報