錦貝(読み)ニシキガイ

デジタル大辞泉 「錦貝」の意味・読み・例文・類語

にしき‐がい〔‐がひ〕【錦貝】

イタヤガイ科の二枚貝海岸の岩に付着し、殻長約4センチ。アズマニシキガイに似るが、殻表に鱗片りんぺん状の突起の並ぶ太い放射状のろくがある。色は白・褐色・紅色などさまざま。本州中部以南に分布みやこがい。

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精選版 日本国語大辞典 「錦貝」の意味・読み・例文・類語

にしき‐がい‥がひ【錦貝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. イタヤガイ科の二枚貝。房総半島以南に分布し、水深一〇~五〇メートルの岩や小石に付着する。殻はホタテガイに似て丸みを帯びた扇形を呈するが、小形で殻が薄い。殻長約四センチメートル。約二〇条の放射肋(ろく)が走り、そのうち強い放射肋上には短い鱗片状の突起をそなえる。殻の色は褐色・黄・赤・紫など多彩で、不規則な雲形模様を呈するものが多い。殻は観賞用にされる。みやこがい。〔書言字考節用集(1717)〕
  3. 貝殻に美しい模様のある貝。

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