鍋村(読み)なべむら

日本歴史地名大系 「鍋村」の解説

鍋村
なべむら

[現在地名]岱明町鍋

南は有明海に面し、東は浜田はまだ村、北はしも村、西は扇崎おうぎざき村・下沖洲しもおきのす村と接する。元亨元年(一三二一)八月二七日の紀頼隆譲状(深江文書)で弥王丸に半分地頭職を譲られた「山田寺」は、玉名西郷大野おおの別符のうち「なへのむら」の西にあった。近世は坂下手永に属する。元禄国絵図に「下村之内鍋村」とある。元禄(一六八八―一七〇四)頃に船五を有し水夫二九がいる(「諸御郡高人畜浦々船数其外品々有物帳」永青文庫蔵)。「国誌」には「高四百六十三石一斗余、松倉村立山村新浜村等小村アリ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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