鍛冶町上川反・鍛冶町下川反(読み)かじまちかみかわばた・かじまちしもかわばた

日本歴史地名大系 の解説

鍛冶町上川反・鍛冶町下川反
かじまちかみかわばた・かじまちしもかわばた

[現在地名]秋田市旭南きよくなん一丁目の一部

鍛冶町の裏通りあさひ川にのぞむ。かつては片側町。「梅津政景日記」寛永六年(一六二九)三月二六日条に、おお町から馬口労ばくろう町までの割直しの時、「川ノ端鍛冶町ノ裏を上迄引通候様」と普請があり、鍛冶町川反は、これに基づき町割されたものと思われる。川端通りのため、諸問屋蔵が設けられていた。「上肴町記録」に「寛文六丙午年八月に従御公儀薪直段極り、諸人御定之通申受候、上木六尺三寸四方銀弐拾弐匁、中木同拾八匁、下木拾五匁、下々拾弐匁にて御払、問屋川口に弐間、鍛冶町川端に壱軒、右三所に奉行衆六人被御付置候」とあり、寛文六年(一六六六)当時、鍛冶町川反に藩払下げの薪炭問屋があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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