鍛冶谷沢宿
かじやさわしゆく
[現在地名]鳴子町大口 町
大口村内にある中山越出羽道の宿駅で、東の下宮宿(現岩出山町)から一里二七町余、西の尿前宿へ一里二九町。元和年中(一六一五―二四)には宿駅として整備されていたと思われ、延宝六年(一六七八)の大口村絵図(阿部家蔵)によれば町の長さ二五間。当宿より北西鬼首へ向かう道(鬼首海道)、川渡渡船場を経て南の加美郡中新田宿(現中新田町)へ向かう脇道(加美郡海道)が分岐する。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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