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加美(読み)かみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

加美
かみ

兵庫県中部,多可町北部の旧町域。加古川の支流杉原川上流域にある。 1955年松井庄村と杉原谷村が合体して加美村となり,1960年町制。 2005年町,八千代町と合体して多可町となった。平安時代から杉原紙で知られた製紙の地で,地名も紙にちなむ。町立杉原紙研究所がある。大部分が山地で,杉材を産し,千ヶ峰の山腹には千本杉と呼ばれる古木があり,一帯は笠形山千ヶ峰県立自然公園に属する。北部の山岳地帯は朝来群山県立自然公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

加美
かみ

兵庫県中央部、多可(たか)郡にあった旧町名(加美町(ちょう))。現在は多可町の北部を占める一地区。1955年(昭和30)松井庄(まついしょう)、杉原谷(すぎはらだに)の2村が合併して加美村となり、1960年町制施行。2005年(平成17)、中(なか)、八千代(やちよ)2町と合併して多可町となる。『和名抄(わみょうしょう)』の賀美郷の地。播磨(はりま)国最高峰の千ヶ峰(1006メートル)などの山々に囲まれた山村で、旧町域の中央を杉原川が貫流し、川に平行して国道427号が走る。杉原地区は平安時代から杉原紙の産地として知られ、貴族の料紙、鎌倉武士の贈答用に珍重された。洋紙普及などで大正期に廃絶したが、1972年に町立杉原紙研究所(現在は多可町立)が設立され、生産を再開した。一帯は良質のスギ、ヒノキの産地として知られ、また、千ヶ峰は眺望に優れ、笠形(かさがた)山とともに県立自然公園をなす。播州織(ばんしゅうおり)の生産も盛んである。[二木敏篤]
『『加美町史』(1984・加美町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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