コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

鎧通し ヨロイドオシ

3件 の用語解説(鎧通しの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

よろい‐どおし〔よろひどほし〕【×鎧通し】

戦場で組み打ちの際、鎧を通して相手を刺すために用いた分厚くて鋭利な短剣。反りがほとんどなく長さ9寸5分(約29センチ)。馬手差(めてざ)し。
鏃(やじり)の一。太く鋭いもの。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

よろいどおし【鎧通し】

組み打ちのときの武器とした短刀。そりがなく、長さ九寸五分(約30センチメートル)。馬手めて差し。めて。
やじりの一種。太く鋭いもの。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鎧通し
よろいどおし

太刀(たち)に差し添えて、軍陣に携帯した短刀の一形式。古いものではなく、室町末期に出現した。分厚く、鋭利で、反りがなく、突き刺し、掻(か)き切るのにくふうされた短刀で、長さは9寸5分(28.5センチメートル)程度という。瞬時の操作に便利なように馬手(めて)(右手)の前脇(まえわき)に差し添えたので「馬手差(めてざ)し」ともいう。1507年(永正4)作製の「細川澄元(すみもと)出陣影」には、馬手の上帯に差した、柄巻(つかまき)して小さな鐔(つば)で反角(かえりづの)のついた鞘(さや)に反りのない拵(こしらえ)の鎧通し佩用(はいよう)の姿が描かれていて貴重である。また別に鏃(やじり)の一種で、柳葉(やないば)形の鏃を幅広く角張らせた形式をも称す。[齋藤愼一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の鎧通しの言及

【日本刀】より

…刀と同じ様式で長さの短い脇指も作られた。短刀は前代の流れをくむ寸延び幅広の反りのつくものと,寸がぐんと短く内反りで重ねの厚い鎧通し(よろいどおし)と呼ばれるものがおこなわれた。刃文は互の目が圧倒的に多く,大互の目の中にさらに小さい互の目を重ねるものや,関の三本杉などが考案された。…

※「鎧通し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

鎧通しの関連キーワード石打ちの羽羽交い締め拝み打ち掛反り組打ち組手手手が甲峰打ち面を通すひざ蹴り

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone