鐘崎村(読み)かねざきむら

日本歴史地名大系 「鐘崎村」の解説

鐘崎村
かねざきむら

[現在地名]宗像市鐘崎

宗像郡の最北部でかねノ岬を含む位置にある。鐘ノ岬と島を結ぶ線で玄界灘と響灘とを分け、当村の西は玄界灘に、北は響灘に面している。南は上八こうじよう村、東は北東端にある黒崎くろさき鼻を境に遠賀おんが波津はつ(現岡垣町)。往昔三韓より大つり鐘を渡していたが、織幡おりはた神社がある岬の五町ばかり沖合海中に没した。そのため岬を「鐘御崎」と名付けたと伝える(続風土記)。古くは金埼とも記した。小早川時代の指出前之帳では上八村の枝村。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android