日本歴史地名大系 「長井町」の解説 長井町ながいまち 新潟県:村上市村上城下長井町[現在地名]村上市長井町羽黒(はぐろ)町西北西隅の枡形から、二町八間ほど北に延びる家並。隣町とは十字路を隔てており、東に進めば追手(おつて)門に次ぐ規模の村上城飯野(いいの)門、西に進めば飯野侍町、北へ直進すれば上(かん)町となる。近世初期には田(た)町と称され(村上郷土史)、村上氏在城の頃は侍町であったといわれている。堀直寄が町づくりを行った頃から長井町と改められたものか。寛永一二年(一六三五)の村上惣町並銘々軒付帳(本間喜千郎氏蔵)では家四二軒、うち二軒は肝煎・小走、一軒は大工であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報