長北郡(読み)ちようほくぐん

日本歴史地名大系 「長北郡」の解説

長北郡
ちようほくぐん

和名抄」に記す長柄ながら郡が平安末期に南北に解体して成立した中世的郡。現茂原もばら市の中央部より北部にわたる地と考えられる。「千学抄抜粋」では一二世紀末の上総氏一族のなかに長北二郎常家がみえ、「吾妻鏡」治承四年(一一八〇)九月一九日条に上総広常が源頼朝に参向した際に率いてきた軍勢のなかに「庁北」がみえることから、一二世紀前半の頃、上総氏の一族が当地の開発にあたり、郡司職を得ていたものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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