20世紀日本人名事典 「長坂金雄」の解説
長坂 金雄
ナガサカ カネオ
大正・昭和期の出版人 雄山閣出版会長。
- 生年
- 明治19(1886)年5月7日
- 没年
- 昭和48(1973)年12月3日
- 出生地
- 山梨県甲府
- 別名
- 号=雄鳳
- 学歴〔年〕
- 武川尋常高小〔明治33年〕卒
- 経歴
- 25歳の時、農業を捨て上京、高利貸の書生、信用金庫の集金係、内報新聞の外交などをしながら、「銀行会社沿革史」の予約出版に成功。大正5年国史講習会を組織、「国史講習録」、機関誌「国史界」(のちの中央史壇)を刊行した。9年雄山閣と改称し「日本風俗史講座」「日本絵巻物集成」「書道講座」や全集、講座ものの予約出版で、出版界の地歩を固めた。昭和10年株式会社に改称、社長。30年雄山閣出版と改称、のち会長。他に協和製本代表取締役、日本読書新聞社長などを務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報