長岩屋村(読み)ながいわやむら

日本歴史地名大系 「長岩屋村」の解説

長岩屋村
ながいわやむら

[現在地名]豊後高田市長岩屋

松行まつゆき村の東に位置し、両子ふたご山の西方山北麓の長岩屋川流域に立地する。都甲耶馬とごうやばといわれる耶馬渓風の景観がみられる。暦応元年(一三三八)九月一八日の六郷山別当光澄下文(長安寺文書)に長岩屋とみえる(→都甲庄。天文一七年(一五四八)三月一三日の土谷吉次覚書写(土谷朋夫氏所蔵文書)によると、享禄三、四年(一五三〇、三一)頃吉次は長岩屋のうち足駄木あしだき山野洪水などにより難渋しながらも切開き、移転したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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