長崎養生所跡(読み)ながさきようじようしよあと

日本歴史地名大系 「長崎養生所跡」の解説

長崎養生所跡
ながさきようじようしよあと

[現在地名]長崎市西小島一丁目

江戸時代に設置された病院の跡。小島こしま養生所ともいうが、たんに養生所とするのが公称で、長崎養生所とするのは江戸小石川こいしかわ(現東京都文京区)の養生所と区別するため。文久元年(一八六一)医学伝習所の医官ポンペ(安政四年来崎)提言で地内の佐古さこ幕府が長崎養生所(小島養生所、現佐古小学校敷地)を創設。木造二階建の洋風建築で、八ヵ所の病室はそれぞれ一五床からなり、手術室四のほか隔離室・料理室・浴室・運動室などを備える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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