長川寺(読み)ちようせんじ

日本歴史地名大系 「長川寺」の解説

長川寺
ちようせんじ

[現在地名]鴨方町鴨方

かも山南東麓の閑静な地にある。曹洞宗、清滝山と号し、本尊釈迦如来。元文四年(一七三九)の長川寺縁起(長川寺由緒記)開基は源頼政四代の孫西山宗久とある。開山は応永一九年(一四一二)英巌章傑という。応仁の乱の兵火に遭い一時衰退した。天正年中(一五七三―九二)備中守護細川氏の後裔細川通董が毛利氏の麾下になって鴨山城に拠り、山門・殿堂を再興して寺領一二〇石を寄進したという。同氏を中興開基とする。慶長一〇年(一六〇五)の小堀政一奉書(黄薇古簡集)によれば木之子きのこ(現井原市)のうち田一五石が与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む