長帳(読み)ながちょう

精選版 日本国語大辞典 「長帳」の意味・読み・例文・類語

なが‐ちょう‥チャウ【長帳】

  1. 〘 名詞 〙 美濃紙または半紙を横長に折り綴じ、あとから紙片を増減できない仕立てとした帳簿。主として後日証拠となるべき記録に使用された。
    1. [初出の実例]「右件田地者〈略〉是則先師遺言也、仍任長帳之旨配分之状如件」(出典高野山文書‐寛喜四年(1232)二月二四日・僧覚鏡田地処分状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android