長帳(読み)ながちょう

精選版 日本国語大辞典 「長帳」の意味・読み・例文・類語

なが‐ちょう‥チャウ【長帳】

  1. 〘 名詞 〙 美濃紙または半紙を横長に折り綴じ、あとから紙片を増減できない仕立てとした帳簿。主として後日証拠となるべき記録に使用された。
    1. [初出の実例]「右件田地者〈略〉是則先師遺言也、仍任長帳之旨配分之状如件」(出典高野山文書‐寛喜四年(1232)二月二四日・僧覚鏡田地処分状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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