後日(読み)ゴジツ

デジタル大辞泉 「後日」の意味・読み・例文・類語

ご‐じつ【後日】

その日よりあとの日。ある出来事よりもあとの日。他日。「後日伺います」「後日になって真相を知る」
[補説]古くは「ごにち」「こうじつ」ということが多かった。
[類語]後年他年何時か近日いずれそのうちやがて近近ちかぢか近近きんきん遅かれ早かれ早晩追ってじきすぐ直ちに早速じきすぐにすぐさまもう間もなく程なく今に追い追い追っ付けきた日ならずして他日不日又の日近く遠からず上げずぼちぼち今にもそろそろ行く行く目前秒読みカウントダウン追っ掛け時間の問題ややあって今日明日すかさず間を置く時を移さずこの先日ならず

ご‐にち【後日】

ごじつ(後日)」に同じ。
「―改めて御話し申すことといたしましょう」〈鉄腸・花間鶯〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後日」の意味・読み・例文・類語

ご‐にち【後日】

  1. 〘 名詞 〙ごじつ(後日)
    1. [初出の実例]「凡六月。十二月神今食。十一月新嘗祭神態(かんわざ)畢。後日平旦。神祇官祭御殿」(出典延喜式(927)一三)
    2. 「京童部の申し候はむ事、後日(ゴニチ)〈高良本ルビ〉の難にや候はんずらむ」(出典:平家物語(13C前)一)

ご‐じつ【後日】

  1. 〘 名詞 〙 ある事柄が起こった後の日。ある事件がすんだ後の日。他日。ごにち。こうじつ。
    1. [初出の実例]「自分は上富坂の銀次と発して、後覧の通り為効無(しがね)えもんでござんす。何卒後日(ゴジツ)にお見知り置かれて、行末万端御昵懇にお願申しやす」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二九)
    2. [その他の文献]〔書経‐盤庚上〕

こう‐じつ【後日】

  1. 〘 名詞 〙ごじつ(後日)易林本節用集(1597)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「後日」の読み・字形・画数・意味

【後日】ごじつ

他日。

字通「後」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

とっさの日本語便利帳 「後日」の解説

後日

日本ではいつか、またの日。中国ではあさって。「後天」が日用的。約束の日を間違えないように。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android