20世紀日本人名事典 「長沼賢海」の解説
長沼 賢海
ナガヌマ ケンカイ
昭和期の日本史学者 九州帝国大学名誉教授。
- 生年
- 明治16(1883)年3月22日
- 没年
- 昭和55(1980)年7月14日
- 出生地
- 新潟県高田(現・上越市)
- 学歴〔年〕
- 東京帝大文科大学史学科〔明治40年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 西日本文化賞〔昭和46年〕
- 経歴
- 大正元年東京府立一中教諭を経て、9年広島高等師範(現・広島大学)教授に就任。12年ヨーロッパに留学した後、13年から昭和18年まで九州帝大法文学部の国史学科初代教授としてその創設に尽力。19年同大名誉教授。その後27年〜41年久留米大教授を務めた。日本宗教史、日本海賊史研究に先駆的役割を果たした。著書に「日本宗教史の研究」「日本文化史の研究」「日本の海賊」「松浦党の研究」「聖徳太子論攷」「日本海事史研究」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報