長田口遺跡(読み)おさだぐちいせき

日本歴史地名大系 「長田口遺跡」の解説

長田口遺跡
おさだぐちいせき

[現在地名]櫛形町平岡

甲府盆地西部の市之瀬いちのせ台地上に位置する弥生時代後期を主体とした集落跡で、一部縄文時代と中世遺構を含む。昭和六三年(一九八八)から四次にわたる発掘調査が行われ、住居跡二九軒・土壙一〇八基・溝状遺構四二本・集石遺構三基が検出されている。農道拡幅による調査のため全体は不明であるが、調査区の全長四六〇メートルの間に弥生時代後期後半の遺構が断続的に広がり、大規模な集落が想定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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