日本歴史地名大系 「長留村」の解説 長留村ながるむら 埼玉県:秩父郡小鹿野町長留村[現在地名]小鹿野町長留赤平(あかびら)川支流長留川流域の山間地に位置し、西は般若(はんにや)村、東は別所(べつしよ)村・田村(たむら)郷(現秩父市)、南は久那(くな)村(現秩父市・荒川村)など、北は下小鹿野(しもおがの)村など。三峰(みつみね)に向かう道が長留川に沿い南北に通り、下小鹿野村と秩父大宮(おおみや)(現秩父市)を結ぶ道が村の北部を横切る。慶長三年(一五九八)の地詰帳(坂本家文書)では「秩父郡長留之郷」とみえる。また慶安五年(一六五二)の検地帳(同文書)では「長留上郷」「長留下郷」とあるが、「風土記稿」などによると村内は長留川の上流から上・中・下の三郷に分れていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by