小鹿野町(読み)おがのまち

日本歴史地名大系 「小鹿野町」の解説

小鹿野町
おがのまち

面積:一〇〇・〇三平方キロ

郡の北西部を占め、秩父盆地の北西部に位置する。東は秩父市、南は荒川あらかわ村・両神りようかみ村、西は大滝おおたき村および群馬県多野たの上野うえの村・中里なかざと村、北は吉田よしだ町および多野郡万場まんば町。町西端の二子ふたご山・諏訪すわ山に水源をもつ赤平あかびら川が南部を東流し、小鹿野の落合おちあい橋付近で両神村からのすすき川を合せる。さらに赤平橋のやや上流で北流する長留ながる川を合せ、北方の吉田町へ向かう。赤平川に沿い国道二九九号が通る。町域は県立西秩父自然公園の一部となっている。近世町域に成立していた町村は正保郷帳では一町八ヵ村、天保郷帳では一〇ヵ村であった。明治二二年(一八八九)の町村制施行によって小鹿野町・長若ながわか村・三田川みたがわ村・倉尾くらお村の一町三村が成立。


小鹿野町
おがのまち

2005年10月1日:秩父郡小鹿野町・両神村が合併
【小鹿野町】埼玉県:秩父郡
【両神村】埼玉県:秩父郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小鹿野町」の意味・わかりやすい解説

小鹿野〔町〕
おがの

埼玉県西部,秩父盆地西部にある町。赤平川とその支流の小森川流域に集落を形成し,北西で群馬県に接する。 1889年町制。 1955年長若村,1956年三田川村,倉尾村の2村,2005年両神村とそれぞれ合体。秩父盆地の中心地の一つで,江戸時代には中山道の裏街道の宿場町,市場町として栄えた。シイタケなどの林産物キュウリ,コンニャクの集散地。西部の両神山一帯は秩父多摩甲斐国立公園および両神県立自然公園に,北西部の山岳地帯は西秩父県立自然公園に属する。赤平川に沿って国道 299号線が横断し,志賀坂峠で群馬県に抜ける。面積 171.26km2。人口 1万928(2020)。

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